コンディション
Kanstulは2019年にカンサスシティーの大手管楽器メーカーBACに買収されてしまいましたが、創設者のジグモンド・カンスタル氏は長年に渡り往年の名器であるベッソン、オールズ、ベンジ、キング等との深い関わりを持ち、ハンドクラフトメーカーとしてKanstulブランドは今なお高い評価を得ています。Kanstulの最高峰のシグネチャーモデル1525フリューゲルホルンは、165㎜のやや大きめのワンピースカッパーベルによる独特の豊かな表現力と柔軟性のある吹奏感で人気があり、また大変希少なモデルです。マウスパイプはやや細いBach Taperで通常のマウスピースも使えますが、Kanstul 1525のサウンドを得るにはBach Taperのマウスピースの使用をお薦めします。
ベルに微細な打痕が数か所ありますが手で触って判る程度です。1番ピストンケーシングの親指が当たる部分にラッカーの剥離があります。ベルに続くボトム部分とマウスピースレシーバーに近いベル菅の上部にも微細な打痕があります。バルブの気密性は高く、各スライドの動きもスムースで修理歴もありません。
Kanstul 1525の繊細かつ表現力豊かなサウンドは、フリューゲルホルンという楽器へ新たな可能性を示しているようにも思えます。
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