カリキオ モデル1B
製造番号から1960年初頭、ドミニック・カリキオ自信によって作られたモデルです。当時はロサンゼルスの映画、テレビ産業全盛時代でスタジオプレイヤーからカリキオは引っ張りだこだったようで、カリキオは1台1台を要望に合わせて精魂込めて作っていました。フィンドレイ兄弟、カンドリ兄弟、バディー・チルダーズら多くのミュージシャンがカリキオを使っていました。1Bは中でも一番オープンな吹奏感かつ、ローF#からダブルHi-Cまで完璧に芯のあるトーンでスロットできるモデルです。カリキオは記録を残すのが不得意だったので、リードパイプには番号が振られていませんが、ディラード氏曰く「恐らく#7のリードパイプだろう」、また「ジャズのリード用としてこれ以上の楽器は無いだろう」との事。ちなみにディラ―氏はカリキオで実際に働いた経験があります。
コンディション
60年弱以前の楽器相当の使用感があります。写真をご参照いただければわかると思うのですが、目立つ凹みや修理の後はみられません。スライド、バルブアクションも良好、十分使用に耐えうるコンプレッションです。
レビュー
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