安曇野の地元に愛されて47年「ニュースリーシャープオーケストラ」 第26回定期演奏会が催されました。

ニュースリーシャープオーケストラは結成が1971年(昭和46年)、ということはなんと今年で結成47年!地元にこんなに歴史のあるビッグバンドが存在した事は、お恥ずかしながら知りませんでした。しかも定期演奏会が今年で26回目、そして数百席ある客席がほぼ満席! されにもっと驚いたのがビデオカメラの数、TV局(多分)のカメラが2台、その他にプロ用のカメラ3台が演奏を収録していました。

演奏曲目はカウント・ベイシーのビッグバンドジャズから懐かしの歌謡曲、TVのテーマソングそして得意のラテンまで広いレパートリーがあってサービス満点です。

1stステージ
ジングルベル
April in Paris
Cute
ひょっこりひょうたん島
高校三年生
Y.M.C.A
Alright Okay You Win
See You Again

2ndステージ
Soul Bossa Nova
Malaguena
赤坂の夜は更けて
ワン・レイニーナイト・イン・東京
Moliendo Cafe
Esperanza
Manteca

1stステージは、全員がお揃いの白いユニフォームと蝶ネクタイで登場です。なかなか皆さんびしっと決まってます。

結成当時からのオリジナルメンバーに交じって入団したばかりの若い新メンバーもいらっしゃいます。恐らく親子程の年齢の差があるのだろうと思いますが、音楽という共通語を通じてビッグバンドサウンドの魅力を求めるというのは素晴らしい事です。

ひょっこりひょうたん島の紹介では、ちょっとしたエンターテインメントがあって、笑いを誘っていました。


これは、メンバー全員でY.M.C.A.のポーズをとってお客さんをノセています。

ニュースリーシャープオーケストラのメンバーはトランペット4人、トロンボーン4人、サックス6人、リズムセクションが7人、総勢21人と通常の17人編成のビッグバンドよりも厚いサックス、リズムセクションです。

ボーカルも登場。歌声は流石にジョー・ウィリアムスばりには難しいですが、なかなかいいノリで手拍子を誘っていました。

1st ステージはクリスマスソングにビッグバンドの定番、そしてひょっこりひょうたん島のテーマソングなどお客さん飽きさせない構成でした。2ndステージはクリスマスイブらしく赤いブレザーに衣装直ししての登場です。ラテンの曲が多いせいかリズムセクションに新に3メンバーが加わって、パンチの効いたビートを叩き出していました。

同じアマチュアバンドでも、ビートとパワー全開の大学生のビッグバンドとは一味違って、ハーモニ―に暖かさを感じるのは、各メンバーが皆の音を良く聞きながら演奏するという事が自然にできているからなのでしょう。長年培われたチームワークの賜物だと思います。47年前にスリーシャープオーケストラが結成された際の趣旨が「音楽を通じて地域社会への貢献を行う事」との事。お客様の会話を何気なしに聞いていると何度もコンサートに来ている方が多く、このバンドが本当に地元に根付いている事が良くわかります。このようなビッグバンドが半世紀近くも存続している事はまさに郷土安曇野の誇りですね。これからも益々のご活躍をお祈りします。 応援しています!


 

 

 

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