マウスピースを選ぶ時に「今のとカップ、リム、ボアのどこがどう違う?」という疑問に参考になるサイトのご紹介

近くに欲しいモデルを豊富に揃えた楽器店があって、自由に試奏できれば理想的ですが、なかなかそういった理想的な環境は望めないですよね。そういったベストな環境が無い中でマウスピースを選ぶ時、カップ、リムやボアがどう違うんだろう?という疑問に応えてくれるカンスタル マウスピースコンパレーターというサイトをカンスタルが造ってくれています。最近はあまり目にしないジャルディネリが豊富にラインアップされているのでやや古い感じはありますが、バックの現行モデル、マウントバーノン、ニューヨークバック、モネット、ウォーバートン、パーデュバ、シルキーなどの各モデルを簡単に比較できるので大変優れものだと思ます。使い方は次の通りです。

 

パーデュバの革新的なダブルカップのマウスピースも比較できるようになってます。今は手に入りにくくなっていますが、その特異なカップの形を見ると試してみたくなりますね。ちなみにカンスタルにはバックボア―の形が比較できる,ビジュアルバックボアコンパレーターもあります。

バックのヴィンテージモデルはその刻印の微妙な違いからその製造年代がわかるのですが、trumpetjunkieというサイトに大変に参考になる情報が記載されています。社名にCorpが付いているかいないか、その後のピリオドのある無い、その位置の違い、刻印されている文字のフォントや刻印の深さなど多くのパターンがあって、バックの歴史の長さが良くわかります。

またボブリーブスのホームページには、ボブリーブス・マウスピース・アドバイザーというサイトがあります。今使っているメーカー、モデルを選び、自分が主に演奏する音楽のジャンルを選び、もっと明るい音、ダークな音、耐久性、ハイノートの希望を入力すると、最適なボブリーブスのモデルを提案してくれます。もっとも「特注にしなさい」と表示される事もあるのですが、それはそれで適切なアドバイスなのでしょう。リムの形が合うかどうかが心配になりますが、今のマウスピースのリムを切り取ってボブリーブスの本体にピッタリ合わせた特注もしてくれます。ボブ・リーブスさん曰く「そんな改造はしょっちゅうやってる」との事でした。

歯や唇、舌の位置が全員違いますし、またイメージする理想的な音や、演奏する音楽も皆違うのでマウスピース探しは下手すると泥沼にはまって大変かもしれません。ホルトンのマウスピースとマーチンコミッティーを一生使い続けたマイルス・デイビスのように達観できればいいのですが、、恐らく彼は音楽以外の事は眼中になかったある意味で天才だったのかもしれません。達観できない凡人?は、悩みながらも自分の音楽にピッタリ合ったマウスピース選びを存分に楽しみましょう。なにせ巷には一生かかっても全部試せないほど、ありとあらゆるマウスピースがありますから・・・。


【参考記事】
憧れのトランぺッター達はどんなマウスピースを使っているんだろうか?
アルファアングルはマウスピースのリム、カップ、バックボアと並ぶ重要な要素

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